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吉野梅郷、梅の季節じゃないの! in 東京①【青梅市梅の公園】雨でも梅はきれいだった

旅行記
梅の公園の梅

宝登山でロウバイを堪能したからか、それとも秩父札所巡りで花の時季を外してばっかりいたせいか。
ワタシたちの楽しみのひとつとして、なぜか花見も加わってしまった。
そうなると、すぐさま行動を起こしてしまうのがワタシたちである。
時期は3月中旬。ギリギリ梅に間に合いそうだということで、ワタシたちは青梅へ向かうことに。目指すは「吉野梅郷」だ!!

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一歩一歩、再生への道を歩む「青梅市梅の公園」

あまり自慢することでもないが、ワタシは自他ともに認める「チョイ晴れ男」である。
しかし、この日はワタシたちが出かける日としては珍しく雨。チョイ晴れ男はあっさりと負けた。そんな日もある。だから「チョイ晴れ」なのである。

さてさて、最初にワタシたちが目指したのは「吉野梅郷」の東南部に位置する「青梅市梅の公園」だ。
こちらの公園は東京都道45号 奥多摩青梅線(通称、吉野街道)から梅の公園通りを入った先にある。

梅の公園通りは山に近づくにつれ、どんどん狭くなっていく。
それに梅の名所として知られているだけでなく、ワタシたちが訪れたときはちょうど「吉野梅郷梅まつり」が開催されていたこともあり、雨にもかかわらず公園から帰ってきたと思しき人たちとすれ違うこともしばしばだった。そのため、車で向かう際は歩行者に注意を怠らないようにしたい。

【青梅市梅の公園】基本情報

青梅市梅の公園
■住所:東京都青梅市梅郷4-527
■営業時間:園内自由
■休業日:なし
■駐車場:なし
 ※公園
周辺に有料駐車場あり
■電話:0428-24-2481
 (青梅市観光協会)

梅を楽しんでもらおうと昭和47年(1972)に開園。かつては約120品種、約1700本以上の梅が植えられ、国内でも有数の梅の名所として知られていた。しかし、平成21年(2009)に国内で初めてとなるウメ輪紋ウイルスが市内で確認され、感染拡大を防止するために平成26年(2014)にすべてを伐採。このとき、市内で4万本を超える梅が伐採されている。平成28年(2016)には一部の地域で条件つきながら再植栽が認められ、平成31年(2019)には約1200本の梅を植栽。今はまだ木が小さく、再生の途上にある。

公園を回りながら、けっこう木が小さいなぁ…とワタシは思っていた。ただ、園内の案内板を見て数年前に読んだ新聞記事をふと思い出した。そう、10年以上前に青梅の梅が一斉に伐採されたのだ。
公園の梅が再び植えられたのは2019年。梅の木はこれから育っていくところなのだ。

しかし、木は小さくても梅はきれいに咲いていた。
あいにくの雨だったが、それでも梅の花は可憐だった。少年時代、母親の実家へ遊びに行ったとき、春になると必ず足を運んでいた梅の木をふと思い出した。あの木はまだあるのかなぁ。

「青梅市梅の公園」に咲いていたのは梅だけではない。
ところどころにミツマタやセツブンソウなどもかわいい花をつけていた。Kが大好きなロウバイはさすがに時季が過ぎていたが、これはさすがに仕方ない。

セツブンソウ。
ミツマタ。

雨でも梅への好奇心は冷めず!

この日はさすがに傘を差さないと濡れてしまうほどの雨だった。
歩きづらそうな道もありそうだったので、当初は公園の奥のほうまで行くのは若干の抵抗があった。
しかし、歩きはじめてみると梅に誘われるようにどんどん奥へ…。ワタシたちらしいといえばワタシたちらしい。結局、公園の奥の斜面にあるあずまやまで上ってしまった。

このあたりの道ではまだ躊躇していたが…。
あら、先ほどの道が下のほうに…。
ここまで来たらあずまやへ行くしか!
あすまやからの景色。
ワタシたちが上っていった道。
雨の中、こんな道まで歩いていた。

そして、雨の中でも梅の香りに対するKの好奇心はまったく衰えることがなかった。
手の届く高さに気になる梅があったら、顔を近づけて香りを胸いっぱいに吸い込む。何が彼女をそこまでかき立てるのか。…あ、梅だからか。本当に梅が好きなのねぇ。
これから「ウメさん」って呼ぼうかと思ってしまいましたよ。まるで「ど根性ガエル」の梅さんみたいだが。

「吉野梅郷、梅の季節じゃないの! in 東京」一覧

①【青梅市梅の公園】雨でも梅はきれいだった
②【大聖院】「親木の梅」は三代目に

(お出かけ日:2025年3月15日)
※施設情報は2025年5月時点のものです。

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