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梅雨の合間にファイターズ鎌ケ谷スタジアムへ②~鎌スタはやっぱりサインをいただきやすかった!?~

サイン収集
鎌スタでのひとコマ

実は鎌ケ谷スタジアム(以下、鎌スタ)が近づいてきたとき、ひとつ不安なことがあった。
なぜなら、球場の手前でファイターズファンと思しき女の子たちとすれ違ったからだ。
あれ、今日は試合があるはずなのに、と思いつつ球場に着いてみると…。

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いきなりオイシックスの武田勝監督と遭遇!

この日は鎌スタで北海道日本ハムファイターズ対オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブの試合が行われる予定だった。

前日は雨が降っていたものの、天気予報を確認してみると試合のある15日は雨がやむ模様。
それならば大丈夫だろうと思いつつも、家を出る直前に試合中止のアナウンスがないか確認したうえで球場に向かったのだが…球場に着いてみるとファンをちらほら見かけるものの、試合開催日ならではのあのざわざわ感がない。
そこでXで調べてみると、どうやらワタシが電車で移動している最中に、グラウンドコンディション不良のために試合中止が決まったようだ。まさか…鎌ケ谷駅から歩いてきたのに…。

【ファイターズ鎌ケ谷スタジアム】基本情報

ファイターズ
鎌ケ谷スタジアム

■住所:千葉県鎌ケ谷市中沢459
■入場料:平日 1,300円~
 土日祝 1,800円~
 ※シーズンシートや
 自由席パスポートもあり
■駐車場:あり(有料)
■電話:0570-005-586

とはいえ、約9年ぶりの鎌スタだけに、どうしてもワクワクしてしまう。昔の記憶を頼りに、まずは関係者用の出入り口へ。かつて鎌スタに通っていた頃、関係者用の出入り口あたりでビジターチームの外国人選手や監督、コーチから何回かサインをいただいていたからだ。

ちょうどワタシが関係者用の出入り口にさしかかったときのこと。浅黒くてちょっと小柄な男性が、大きなバッグを抱えて球場の中から出てきた。
ワタシはどこかで見たことがあるな…と思いつつも何気なく通りすぎたとき、ワタシの目の前にいたファンが「サインをお願いします」と男性に近づいていく。
「えっ!?」と思って男性を改めて見ると、現在はオイシックスの監督を務める武田勝じゃないっすか!!

関係者用の出入り口は球場正面、チケット売り場の右側にある。

ワタシは武田勝が現役時代から好きだった。
小柄で球速は130km/hほどにもかかわらず、マウンドでは常に堂々としていて、抜群の制球力を武器に淡々と、そして的確に打者を攻めていく…そんなイメージの武田は、大事な試合を任せられる投手だと思っていた。

実はこの日、「マサルに会えたらサインをいただきたいなぁ…」なんてワタシは思っていたぐらいだ。
その本人がまさに目の前にいる! ワタシはすぐにボールとマジックペンを用意し、ファンの後ろに並んでサインをお願いした。
すると武田は優しい笑顔を浮かべながら、快くサインに応じてくれた。書き添えていただいた背番号は現在の、そして現役時代にも背負っていた「38」だ。これはうれしい!

武田勝のサイン。わかりやすい一筆だ!

いきなりヤマ場を迎えてしまったワタシはサインをいただいたあと、しばらく放心状態に。本当に文字どおりボーッとしていた。
その後、しばらくして栗山英樹も関係者用の出入り口から出てきて、数人のファンがサインをいただいていたのだが、ワタシは「まあ、いいか!」とその様子を見守るだけだった。あとで考えるともったいないような気もするが…まあ、いいか!

たとえ柵があっても選手たちは気さく!

続いてワタシはスタンド三塁側の裏へ移動。こちらにはファイターズ用の出入り口があり、特に選手たちに声をかけやすいポイントだったからだ。

ただ、大谷翔平がいた頃にファンがゴタゴタを起こしたおかげで、年々ハードルが上がっていたことは知っていた。そのため、「以前よりはサインをいただくのは難しいかも…」とも考えていた。

三塁側に行ってみると、選手が勇翔寮(選手寮)へ向かう道とファンが待つエリアは柵でしっかりと区切られていた。
それでも柵の前にはファンがズラリ! 試合が中止になったにもかかわらず、これだけのファンが待っているということは、今でも選手とファンの距離が近いことの証しなんじゃないか…。
そう考えたワタシはさっそく他のファンと同じように柵の前に並んで…とはいかず、ちょっと離れたところで様子見をしていた。

試合中止にもかかわらず、このファンの数!

なんだろう、この気弱なスタンスは…? 鎌スタが久しぶりだからということで、ワタシはちょっと気が引けていたのかもしれない。

しばらく離れて見守っていると、やがて専用の出入り口から選手がちらほらと出てくる。
ファンが声をかけると選手たちは立ち止まり、サインや記念撮影に応じるだけでなく、馴染みと思しきファンとは気さくにトークまで。…これぞワタシが以前見た光景だ! 鎌スタ、やっぱりすげぇ!!

こうなるとワタシもウズウズしてしまい柵の前へ。
この頃には選手の出入りも一段落して、ファンの数も減りつつあったが、しばらく柵の前で待っていると、育成選手の松本遼大が出現! 声をかけてサインをいただくことができた。
ただ、鎌スタに来たからといって、確実にサインをいただけるかはわからない。選手の厚意やその日の状況次第なので、無理に声をかけるようなことはせず、マナーを守って楽しむことが大切だ。

松本遼大のサイン。
左が勇翔寮、右が室内練習場。

ちなみに、かつては勇翔寮や室内練習場のそばまで近づくことができた。しかし、現在は寮の周辺は立ち入り禁止区域になっていて、区域の入り口にはガードマンが立っている。
かつては勇翔寮の写真の左側、「立入禁止」のボードがあるあたりに選手が腰かけて何十人ものファンのサインに応じる…なんて時代もあった。しっかりと設置された柵を見ると、当時は牧歌的だったなぁ…としみじみ思ってしまう。

スタジアムバナーに推しのツルがいたはずなのに…?

鎌スタにはこの地から羽ばたいていった選手たちのスタジアムバナーがある。
これをワタシが初めて見かけたのは、アメリカでマイナーリーグの試合を初めて観たときだった。
そのときに「いい文化だなぁ」と思ったが、それを二軍の球場で初めて見かけたのが鎌スタだ。
あと数年でファイターズが鎌スタから去ってしまうのは寂しいが、この文化は北海道に移転しても続けてほしいなぁと思っている。

ちなみに、ファイターズでのワタシの一番の推しは今でもツル(鶴岡慎也)一筋。
これらのバナーが設置されはじめたとき、確かツルがいたはずなんだけど…一塁側にいた! と気づいたのは、実はこの記事を書く際に写真を確認していたとき。
試合は中止になったけど、この日もいろいろあったから疲れてたんだろうな…ということでご勘弁を!

ツルは右から2番目におります。
中央はやっぱり大谷とダルビッシュ有!
こちらは三塁側のバナー。

「梅雨の合間にファイターズ鎌ケ谷スタジアムへ」一覧

①~鎌ケ谷駅から歩いてみる~
②~鎌スタはやっぱりサインをいただきやすかった!?~

(お出かけ日:2025年6月15日)
※敬称略させていただきます。
※各情報は2025年7月時点のものです。

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