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ベイスターズ・ファームの平塚球場へ!②~サインをいただけそうなチャンスを求めてあっちこっち~

サイン収集
サインに応じる山崎康晃

ワタシにはサインをいただくための指針がいくつかある。
そのうちのひとつが「入り待ちをするならば試合開始3時間前から」だ。
国内の野球観戦では、この指針に則って行動することはほとんどない。なぜなら、ワタシは普段から夜ふかし気味で早起きするのが億劫だからだ。
しかし、今回はタイラー・オースティンに会いたいという目標があったので、いつもよりちょっと早起きしてバッティングパレス相石スタジアムひらつか(以下、平塚球場)に向かってみると…。

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選手に声をかけやすそうなエリアが分散

この日の試合は14時から。上記の指針どおり、ワタシが平塚球場に着いたのは11時頃だった。
平塚球場は初めてのワタシは、まず球場の周辺を歩いてサインをいただけそうなポイントを探してみることに。
平塚駅から歩いてきた場合、球場の東側(三塁側)あたりから公園の敷地に入ることになる。近くにイーグルスのバスが停まっていたので、こちらがビジター側のようだが…いや、すでにバスが停まっているということは、選手はもう球場の中に入っているのか!?

嫌な予感を覚えつつ球場の北西側(一塁側)に行ってみると、そちらにはすでにそこそこの数のファンがいるだけでなく、柵の向こうの駐車場には選手のものと思しき車やバスが並んでいた。
…つまり、ワタシは入り待ちをするべき時間に遅れたわけだ。「入り待ちは3時間前に」という、これまでワタシにたくさんの機会を与えてくれた指針が通用しないとは…。選手たちはいったい何時間前から球場に来ているのだろう。

三塁側は閑散としていたが…。
一塁側にはすでに人が集まっていた。

軽いショックを覚えながらも、ワタシは気を取り直して球場周辺を散策。どのあたりで選手に声をかけやすいか、あらかじめ目星をつけておけば、これから役に立つからだ。

平塚球場では、北西の一塁側をホームのベイスターズが使用しているようだ。
選手が車を停めるエリアには柵やロープが設置されていて、「ファンはここまででお願いします」と明示されている。横須賀スタジアムでも感じたことだが、ベイスターズはこういった施策がしっかりしていて感心してしまう。

ただ、平塚球場で判断が難しいのは、選手に声をかけやすそうなエリアが分散していること。おまけにそれぞれの間に球場から延びた階段があるため、どうしても視界を遮られる。

実際に球場正面から一塁側にかけて、選手に声をかけやすそうなエリアは4か所あった。球場正面と一塁側の間にある小さな緑地の中、緑地を出たところにある階段のそば、階段と階段の間にある2つのエリアだ。
この中でも階段と階段の間にある2つのエリアのうち、球場正面側(北側)のほうは、場所取りをしているだけでなく、携帯用の椅子まで用意して待っているファンもいたくらいなので、選手に声をかけやすいのだろう。
ただし先ほども書いたように、これらのエリアは離れていて、同時にチェックするのはほとんど無理だ。

球場正面そばの緑地の中。
緑地そばの階段。
一塁側(北側)が最もファンが多い。
一塁側(南側)の様子。
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球場周辺を散策中にあの選手が!

ある程度は様子がわかったものの、平塚球場が初めてのワタシは的を絞りきれず、一塁側(北・南側)が見えるところを中心にしばらく様子見。
その間にも一塁側(北側)で選手が出てくるのを待つファンはどんどん増えていく。

柵が設けられた関係者専用のエリアには自動販売機があり、選手たちがこちらをときどき利用。
ファンから声をかけられた選手の中にはファンのほうまで近づいてきてくれて、サインに応じることもあった。
ワタシもちょっと近づいてはみたものの、ファンをかき分けて前へ進むのは周りの迷惑になるので、あくまで様子を見守る程度。選手も試合前のタイミングでファンに長時間応じられるわけでもないので、このときにはサインをいただけなかった。

自販機を利用する選手たち。

ちなみに、この日は日曜日ということもあり、試合前にはベイスターズのファームで恒例の「サンデーサイン会」が開催されていた。

ただ、こちらのイベントには定員が決められていて、参加希望者が多い場合は抽選になるのだが、その抽選会に参加するファンもかなりの数に。参加希望者は数百人に達する勢いで、ただでさえクジ運の悪いワタシは長蛇の列を見ただけで気持ちが萎えてしまった。
一方で、球場を訪れる平塚のファンの方々はこういった状況に慣れていて、いかにもそれを楽しんでいる様子だ。みなさん本当に楽しげで、それだけベイスターズが町に馴染んでいるんだなぁと思う光景でもあった。

長蛇の列を作って抽選会を待つファン。

この日、ワタシは19時に千葉で友人のHさんとお酒を飲む約束をしていたので出待ちはできない。
だからこそ少しでも試合前に粘ってみようと思っていたのだが、この時点で本日サインをいただくことはほとんど諦めていた。オースティンも見かけないし…。
それでも諦めきれずに球場周辺をうろちょろしていたとき、ベイスターズの山崎康晃が声をかけてきたファンに応じてサイン会を始めたところに運よく遭遇! 場所は緑地そばの階段あたりで、選手を待つファンの数が比較的少ないエリアだ。

トレーニング中、時間を割いてファンに応じる山崎。
山崎康晃のサイン。

このとき、山崎はトレーナーと思しき人物とともに、選手用の駐車場でトレーニングに励んでいた。その合間を縫っての対応だ。
周囲にいたファンの数は6~7人。やがて気づいたファンが近づいてきて、最終的に20人ほどサインをしたところで山崎が「ごめんね、もう時間がなくて」と声をかけて即席サイン会は終了。ワタシはファンが山崎に声をかけた直後にたまたま居合わせたので、サインをいただくことができた。即席サイン会が始まってから終わるまで約数分。ワタシは本当に運がよかったと思う。

なお、選手の厚意やその日のさまざまな要素によって状況は変わる。そのため、平塚球場を訪れたからといって、選手からサインがいただけるかどうかはわからない。
もし、選手がサインに応じてくれる機会に恵まれたら、選手やチームの厚意を無駄にしないよう、こちらもマナーを守って楽しむことが大切だ。

久々に生で観た浅村栄斗にちょっと感動

山崎からサインをいただけて大満足のワタシは、その後はチケットを購入して球場内へ。
チケット売り場は球場正面の向かって左側に設置されている。窓口が複数あるのですぐに買うことができた。
なお、平塚球場は再入場できない仕組みになっているので要注意。とはいえ、球場内は売店や自動販売機があるので、食べ物や飲み物で困ることはあまりないだろう。

平塚球場のチケット売り場。

球場内の施設は軽食や飲み物が並ぶ売店が数店、おそば屋とラーメン屋がそれぞれ1店ずつ、さらにはグッズショップと充実。設備は古めかしいが、それが逆に懐かしさを覚える。
どのお店も地元の方々が切り盛りしているようで、地域とチームの一体感もあった。こういう雰囲気は本当にいいなぁと思うし、ワタシは大好きだ。

売店は商品がけっこう充実。
おそば屋やラーメン屋もあり。
小さいながらもグッズショップも!
本日の観戦仲間。

こちらの売店でワタシはバーガーとビール2杯を購入。
バーガーは確かチキンバーガーだと思ったが…忘れてしまった。ちょっと緑がかったバンズが特徴で、あっさりとした味わいでけっこう食べやすい。おかげでワタシは2個いただいてしまった。
そしてビールが2杯なのは単純に暑かったから。この日、平塚の最高気温は35℃。2杯のビールはわずか数分で腹に収まってしまい、あとでレモンサワーを買い足すことになってしまった。

この日は上記のようにかなりの暑さだったので、ちょっとした屋根があるバックネット裏の上段には人がけっこう集まっていた。
一方のワタシはまるで夏の日差しに対抗するように内野席の上段へ。球場にもよるが、内野席の上段はグラウンドとの間にネットがないので試合を見やすく、個人的に好きなのだ。
それにしても内野席の上段から周りを見回すと広々として気分がいい。これは平塚球場の周辺に高い建物がないおかげだろう。

日陰のある屋根の下はけっこう混雑。
内野スタンドはなかなかの大きさ。
高い建物がないので開放感たっぷり!

試合はベイスターズ先発の深沢凰介が初回から3連打を浴び、いきなりピンチを背負ってしまう。ただ、1点を失いはしたが、これをゲッツーで乗り切る。というか、あっぷあっぷしていた深沢をイーグルスが攻めきれなかった印象だった。

中盤あたりから両チームともこまめに点を取り合う展開に。ただ、お互いに今ひとつ攻め手に欠けるというか、どこか膠着しているような印象で、どちらに転ぶかわからないシーソーゲームの様相を呈したまま終盤へ突入していく。

この試合で印象に残ったのはイーグルスの浅村栄斗だ。最初に浅村を見たのは2010年頃だと思うが、当時は埼玉西武ライオンズの二軍で自分の方向性を模索しているような段階だった。
その若手がキャリアを重ねて2000安打を達成し、さらに今はベテランにもかかわらず炎天下の二軍戦で懸命にプレーしている。その姿は感慨深いものがあった。

出塁した浅村。
暑くても元気な少年応援団!

また、内野席の最上段で懸命に声援を送る、小学生くらいと思しき少年たちの応援団も元気がよくて、見ているこちらもなんだか楽しくなってしまった。暑いのにみんな頑張るなぁ!

帰る際に球場外から見た様子。

ただし、ワタシはHさんと会うため、7回に入った段階でタイムアップ。このあと、9回にベイスターズがサヨナラ勝ちを飾る劇的な展開となるのだが、その光景を見ることはできなかった。

ちなみに、この試合にオースティンは出場せず。
8月2日の二軍戦には出場していたものの、8月5日には出場選手登録をされているので、もしかしたらこの日は一軍合流に向けた動きがあったのかもしれない。残念だが、こればかりは仕方ない。

今年はもう行く機会はないが、来年になったらまた平塚球場を訪れたいと思っている。
いかにも二軍らしい牧歌的な雰囲気、大好きだしね!

「ベイスターズ・ファームの平塚球場へ!」一覧

①~アクセスは最寄り駅から歩いて20分ほど~
②~サインをいただくチャンスを求めてあっちこっち~

(お出かけ日:2025年8月3日)
※敬称略させていただきます。
※各情報は2025年9月時点のものです。

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