早いもので今年ももう9月。二軍戦もそろそろシーズンを終える。
今年、ワタシが二軍戦に行ける機会はあと2回。二軍戦のスケジュールとにらめっこした結果、連休中の9月15日はファイターズ鎌ケ谷スタジアム(以下、鎌スタ)で行われる北海道日本ハムファイターズ対横浜DeNAベイスターズへ行くことを決める。
せっかくなので、今回はビジター側で出待ちをしてみようかしら…?
「牛久・龍ケ崎デー」としてさまざまなイベントを開催
ワタシはいつものように東武鉄道・東武野田線(アーバンパークライン)の鎌ケ谷駅から歩き、12時30分頃に鎌スタへ到着。
この日は若干曇り気味ということもあり、最高気温は30℃程度で前回に比べると格段に過ごしやすかった。
連休最終日ということもあり、球場はけっこうわさわさとしていて、駐車場に並ぶキッチンカーはどちらも混雑している様子。ベイスターズのジャージをまとったファンの姿も目立っていた。ベイスターズ、千葉でも人気があるなぁ。

試合前はいつものように朝食兼昼食を物色。ジャガイモ好きなワタシはフレンチフライ専門店という「FRIED pride」でLサイズのフレンチフライを購入する。
こちらのフレンチフライは千切りにしたジャガイモが大きめなのが特徴。マクドナルドのフライドポテトのようにカリッとしておらず、ほくほくしたジャガイモならではの食感を楽しめておいしかった。ただし、Lサイズは1人で食べるのはちょっと多かったかも。
この日は「牛久・龍ケ崎デー」として試合が開催され、駐車場には牛久市や龍ケ崎市の高校生が企画したワークショップもあった。
また、入場時には両市の観光パンフレットのほか、先着1000名限定でコラボ缶バッジやくるみボタンも配布。試合前には両市の高校生やダンススクールのちびっ子たちがコラボダンスを披露。ちびっ子たちは広いグラウンドで楽しそうに踊っていた。
エラー、悪送球、死球×2…ベイスターズ受難の試合に
試合は両チームとも静かな立ち上がりだったが、4回裏から試合が動きはじめる。
この回の先頭打者だったアリエル・マルティネスのライナー性の打球を放つと、ライトを守るベイスターズの関根大気が前傾姿勢で捕ろうとして落球。ここからベイスターズ先発の武田陸玖が2連打を浴びたうえ、続けて犠牲フライと二塁打で2失点を喫する。あまりにも痛い関根のエラーとなってしまった。
さらに、5回裏にはランナーを背負った場面で、ベイスターズの投手が誰もいない一塁に向かって牽制悪送球。これにはさすがにワタシの近くにいたベイスターズファンも溜息をついていた。
ベイスターズの受難はこれだけでは終わらない。
6回表には東妻純平が膝あたりに死球を受けて起き上がれなくなってしまう。ボールが当たった瞬間、「うっ!」という東妻の呻き声とともに、「ボッ!」とも「ゴッ!」ともつかぬ鈍い音が聞こえてきたので心配になる。結局、東妻はこの死球で退場した。
続く7回表には井上絢登がまたしても死球を受けるが、こちらは治療ののちにグラウンドへ。自分の足で一塁まで走ってきた井上のお尻を、ファーストのマルティネスがミットでポンと叩いてねぎらっていたのが印象的だった。
結局、試合は9-1でファイターズが大勝。ベイスターズにとっては踏んだり蹴ったりの1日となってしまった。
ビジターの出待ちはかなりの混雑ぶり
前述のとおり、試合後はベイスターズ側で出待ちをしてみることに。ただ、ベイスターズのバス周辺には7回終了あたりから場所取りをしているファンがいて、試合終了後には明らかにファンの数が増えていた。そのため、ワタシは球場正面の出入り口のほうへ回る。
しかし、球場正面にある選手用の出入り口付近もファンがぎっしり。選手のための通路はバスの周辺と同じようにカラーコーンとコーンバーでしっかりと確保されていて、限られたスペースの中でファンがそれこそ十重二十重になって並んでいた。
出遅れたワタシはこの光景を前に、「こりゃサインは無理だろうなぁ…」と思いつつもファンに交じる。さすがに他のファンを押しのけてまで前に…とは思わなかった。
しばらくするとファンの数が少しずつ減ってくるが、ワタシが最前列に行けるほどでもない。
するとワタシの目の前にいた、旦那さんと思しき男性と一緒に来ていた女性から「前に来ますか?」と声をかけていただく。ただ、その女性もせっかく最前列を確保しているのだから…ということで丁重にお断り。その節は親切にありがとうございました。
それからしばらくするとベイスターズの選手たちが出てきて、中にはサインに応じる選手もちらほら。
颯が出てきたときには、ワタシに声をかけていただいたご夫婦が颯のジャージを広げ、見事にサインをゲット。よかったですねぇ!
その後、試合で痛い思いをした井上もファンに応じてサイン。ただ、通路を挟んでファンが両側で待っているため、選手はどうしても片方のファンにサインしていくことになる。両側のファン全員に…というのはさすがに時間的にも難しいだろう。
井上のときは主にワタシのいたエリアとは反対側のファンに応じ、ワタシのいたほうでサインをいただけたのは数人。結局、鎌スタの敷地が閉門時間を迎えるまで粘ってみたが、ワタシはサインをいただけずに終わる。そんなときもあるし、他のファンとともに選手を待つのはけっこう楽しかった。
このまま手ぶらで帰るのも寂しいし、ちょうど梨の時期でもあったので、帰り際に鎌スタの近くにある梨園で梨を購入。帰宅後に「かおり」という品種の梨をいただいてみると、これがほんのりとした優しい甘さでおいしい! ぜひ来年も鎌スタに行ったら梨を買わないと!

(お出かけ日:2025年9月15日)
※敬称略させていただきます。
※各情報は2025年9月時点のものです。