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秘宝と海鮮料理を求めて… in 静岡&神奈川⑤【主屋】漁師料理の「まご茶漬け」をいただいてみる

旅行記
主屋の「まご茶漬け」

ここからは、ワタシのブログではよく見かける話である。
正確には昼食難民ではないのだが、似たような話だ。
もしかしたらワタシたちには計画性というものが欠けているのかもしれない…。

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お店に入るときは看板札が「営業中」だった、はず…

そもそもワタシたちが真鶴を訪れた目的は「海鮮丼を食べる」ことだった。
しかし、時間は15時頃。ちょうどお店のランチタイムが終わる頃合いだ。にもかかわらず、ワタシたちは「川口水産」に寄ったわけだ。
結局、ワタシたちは真鶴港の近くで営業中のお店を見つけることができず、JR東海道本線の真鶴駅がある国道135号のほうまで戻ることになるのだった…。

このまま地元でおそばになるのか、と思いつつも、小田原までは海沿いを走るのだから、どこかに海鮮丼をいただけるお店があるだろう…とワタシは気楽に考えていた。
真鶴駅を過ぎて、そろそろ真鶴の町も終わりかな…と思っていたら、国道135号沿いに海鮮丼の看板を出しているお店を発見! さらに16時近くにもかかわらず、営業中か準備中かを伝える看板札は一応「営業中」になっている。というわけでワタシたちは車を停めて、お店に入ってみることにする。

【主屋】基本情報

主屋ぬしや
■住所:神奈川県足柄下郡真鶴町
 岩864

■営業時間:11:00~15:00
 17:00~20:00
■休業日:木曜日
■駐車場:あり
■電話:0465-68-1110

ちなみに、こちらの「主屋」の店舗の写真は食後に撮ったものだ。
この写真を確認すると、暖簾のそばの看板札が「準備中」になっている。また、メニューが並ぶ大看板にも営業時間が11:00~15:00と記してある。

しかし、ワタシたちがお店の前に立ったときは、暖簾のそばの看板札が「営業中」になっていた記憶があり、お店を覗いてみたら快くテーブルまで案内していただいた。

あとで推測してみたのだが、ワタシたちが入店したときに先客がいて、一杯飲みながら盛り上がっていた。もしかしたら、こちらのお客さんたちの相手をしていて、看板札を「準備中」にひっくり返すのを忘れていたのかもしれない。

お店のメニューが並んだ大看板。

ワタシとしては「営業中」の文字と、大看板のおいしそうなメニューしか目に入っておらず、大看板の隅に書かれた営業時間は完全にスルーしていた。お店の方が看板札を返すのを忘れていたかもしれないとはいえ、営業時間外に入れていただけたのには感謝しかない。

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2つの味わいを楽しめる「まご茶漬け」

こちらの「主屋」には海鮮料理のほか、さまざまなフライ定食があるだけでなく一品料理もあったので、夜は居酒屋としても利用できそうだ。

とはいえ、ここまで来てワタシたちがフライ定食を注文するわけがない。Kは海鮮丼一択だったが、ワタシには気になるメニューがあった。それは漁師町で食べられているという「まご茶漬け」だ。

「まご茶漬け」とは房総半島から伊豆半島にかけての漁師町で馴染みのある漁師料理とのことだ。獲れた魚を船の上でさばき、持ち寄ったごはんに乗せて白湯と醤油をかけ、朝食代わりに食べたものだという。生魚を使っているゆえに「まごまごせず、ちゃちゃっと食べろ」というのが語源らしい。
そこでワタシは「まご茶漬け」を注文。こういうときにミーハー精神が発揮されてしまうのがワタシという人間である。

しばらくして、それぞれ注文した料理がテーブルに並ぶ。Kの海鮮丼もおいしそうだ。
「主屋」の「まご茶漬け」はアジ丼をベースにしており、最初はアジ丼を楽しんでから、魚の中骨などを時間をかけて煮詰めただし汁をかけていただくといいのだとか。ちなみに、季節によってはアジの他にタイやイワシ、カツオ、金目鯛などもあるらしい。

Kが注文した海鮮丼。
「まご茶漬け」。イカの塩辛つき。
だし汁をかけた「まご茶漬け」。

料理の語源は「まごまごせずに食べろ」とのことだが、ここではそんないただき方はしない。
まずはアジ丼として鮮魚をしっかりと味わい、続いてだし汁をかけてみると…確かに味わいが全然違う。
優しい味で食べやすく、温かいだし汁とともにさらさらとお腹の中に流れ込んでいく感じだ。
ここにイカの塩辛を混ぜても辛さはなく、いただきやすさは変わらない。
最後にだし汁だけいただいてみたが、味も薄めだが香りがほんのりとしていておいしかった。Kの海鮮丼もおいしかったようで、ワタシたちはちょっと早い夕食に大満足! ごちそうさまでした!

ちなみに、帰りに国道135号を小田原方面に向かって走っている途中、海鮮丼をいただけそうなお店をいくつか見かけた。
しかし、「主屋」でおいしい料理をいただけて十分に満足していたので、「あら、こっちのほうにもお店があったのね」といったノリだった。このあたりにもワタシの計画性のなさが透けて見える、ような気がしないでもない。

秘宝と海鮮料理を求めて… in 静岡&神奈川」おしまい

「秘宝と海鮮料理を求めて… in 静岡&神奈川」一覧

①【三代目あだち】手間をかけた料理の数々に大満足!
②【沼津干物屋マルカイ】直売所で冷凍の干物をどっさり購入
③【熱海秘宝館】来館の目的は時代を超えた実地検証!?
④【川口水産】真鶴にあるオススメの海産物店!
⑤【主屋】郷土料理の「まご茶漬け」をいただいてみる

(お出かけ日:2025年9月25日~9月26日)
※各情報は2025年10月時点のものです。

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