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グレープマン西へ in 山梨③【祝橋】よりみちえのさん、迷う!?の巻

旅行記
祝橋

「電気機関車 EF6418」「勝沼氏館跡」と寄り道してしまったワタシだが、実はこの日、夕方からKと会ってシャインマスカットを渡す予定だった。
Kとの待ち合わせ時間は18時30分。この時間に会うためには16時前の列車に乗る必要がある。
だから、そんなに時間的な余裕があるわけではないし、本人もそのことは重々承知しているのだが、この男は面白そうなものを見つけると、どうしてもそっちへ行ってしまう。
このあと、無事に「等々力寺町」まで行けるのだろうか…。

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「勝沼氏館跡」のすぐ近くに「祝橋」が!

「勝沼氏館跡」を出てわずか数分後。
館跡の南側を流れる日川を渡っているとき、ふと左手(東側)を見ると、どこかで見たような橋が目に入る。あれは確か…甲州市の観光サイトで見た「祝橋」だ!

【祝橋】基本情報

祝橋いわいばし
■住所:山梨県甲州市勝沼町勝沼
 ~上岩崎

■利用時間:-
■利用料金:-
■駐車場:なし
■電話:0553-32-2111
 (甲州市役所)

「眼鏡橋」という愛称を持つ、勝沼町のシンボルとして親しまれている橋。大正2年(1913)に勝沼駅(当時)が新設され、大正3年(1914)に祝つり橋が架けられる。昭和5年(1930)には祝つり橋の老朽化のため、橋長58.6m、幅員5.0mのコンクリートアーチ橋が架けなおされた。それが現在の祝橋である。昭和60年(1985)には祝橋の西側に橋長153m、幅員12mの新祝橋が架けられたことで、祝橋は道路橋としての使命を終了。平成9年(1997)には国の有形文化財に登録され、現在は歩道として保存が図られている。

このとき、ワタシが渡っていたのは「新祝橋」。こちらの橋から写真を撮る人が多いようで、高いフェンスの一部には手を入れられるほどの隙間があった。
ただし、隙間から手を出すとスマホを落としそうで怖い。そのため、ワタシはちょっとだけ手を出して「祝橋」の写真を撮影する。

あとで調べたところによると、「祝橋」は歩いて渡ることができるそうだ。ただし、このときのワタシは寄り道で予想以上に時間を取られていたので「祝橋」を渡らずに先を急いだ。

行き先の設定ミスで大きく迂回していたことに気づく

「祝橋」を過ぎてから15分ほど歩いていたときのこと。
マップアプリの某先生でルートをチェックすると、近くに神社があるらしいことがわかる。目の前に茂みが見えたので、それが鎮守の森かと思いきや、どうも違う。少し立ち止まって某先生の表示を拡大してみたところ、どうやら目の前にある小さな祠のことだったようで…。

【保食命社】基本情報

保食命うけもちのみこと
■住所:山梨県甲州市勝沼町
 下岩崎1223

 ※名称はマップアプリを参考に
  しています

こちらもあとで調べたことなのだが、保食命(保食神うけもちのかみ)は日本神話に登場する五穀を司る食物の女神のことだという。山梨県北杜市にある「穂見諏訪十五所神社」にてご祭神として祀られているので、もしかしたらそちらから分祀されたのかも…とワタシはふと思った。

「保食命社」の前を通過後、某先生によるとあと数分で「等々力寺町」に到着するという。
しかし、「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー」のあたりまで着いたものの、お寺がまったく見当たらない。「等々力寺町」には約300mの道の間に9つのお寺があるという話なのに…。

何かがおかしいと察したワタシは、近くにあった案内板で「等々力寺町」を確認するものの、土地鑑がないので位置や方向をうまく把握できない。それでも今ワタシがいるところは少なくとも「等々力寺町」でないことはわかった。

そこで勝沼ぶどう郷駅の前で見た案内板の記憶をかき集め、「等々力寺町」の近くに確か「万福寺(萬福寺)」というお寺があったことを思い出し、某先生に改めてルートを設定。某先生によると、「万福寺」はここから30分ほどかかるそうだ…。
イメージとしては勝沼ぶどう郷駅からほぼ西に進めば「等々力寺町」に着けたのだが、某先生に間違った目的地を設定してしまったことで南に大きく迂回するような形になってしまっていた。

なぜこのような事態に陥ったかというと、そもそも某先生にルートを設定するとき、検索しても「等々力寺町」が出てこなかったのだ。そこで、あるサイトで調べた住所をそのまま目的地に設定したのだが、この住所がまったく別の施設のものだったようで…。おいおい、勘弁してくださいよ…。

ちなみに、ワタシが案内板とにらめっこをしている間、他の女性観光客が案内板の写真を撮りたかったようで、ワタシの後ろでカメラを構えていることに気づく。
そこでワタシは「気づかずにすみません」と頭を下げて一歩後退。そりゃ、ごついおっさんが腕を組んで難しい顔をしていたら声をかけづらいよなぁ…。その節は申し訳ございませんでした。

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某先生には本当にかないませんな…

改めて某先生に目的地を設定したワタシは、そのルート案内に素直に従って日川の河岸の道を歩くことに。
「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー」あたりでは観光客をけっこう見かけたのだが、日川沿いではまったく会わなかった。初めて歩く道だったので、昼間だったがさすがに少々不安になる。
途中、サギと思しき白くて大きな鳥が日川に立っていたのだが、ワタシがカメラを向けた途端に飛び立ってしまう。なんというタイミングの悪さよ…。

飛び立っていった大きな鳥。

そして、旅行のお供であるマップアプリの某先生である。
あくまでも冷徹に最短距離のルートを優先する某先生には、これまで何度も珍妙な道にいざなわれた経験がある。「よくこんな道が登録されてるもんだ」と半ば呆れることもしばしばなのだが、もちろん今回も例外ではなかった…。

某先生にとって、このくらいは序の口。
そろそろボー節をきかせてきたような…。
某先生はこの道を進めと!?

改めて目的地を「万福寺」に設定していたが、その近くにはお寺が並ぶ道があった。ここが「等々力寺町」だろうと思い、ワタシは某先生にすべてを任せる。
ワタシが進む道は相変わらず細かったが、このあたりはぶどう園が多く、中にはぶどう狩りを目的としたツアーバスが入ってくることもあったので、けっこう油断ができなかった。

周りにぶどう畑が見えてきてひと安心。
さらに「等々力寺町」の案内板も!
ただし、その後も細道が続く…。

そしてついに…ワタシは「等々力寺町」の入り口を発見!
「等々力寺町」の看板の先には石畳が敷かれた道が続いていて、お寺と思しき建物も見える。このときワタシは「やっと着いた…」とひと安心して、ちょっと力が抜けてしまった。
ワタシはアントニオ猪木が大好きで、猪木が引退のときに語った「道」の詩も諳んじることができるし、自分の指標のひとつにしている。ただし、今回のようなパターンだと「迷わず行けよ、行けばわかるさ」と言われても笑えなかったりする…。

「等々力寺町」の入り口。

「グレープマン西へ in 山梨」一覧

①【電気機関車 EF6418】勝沼ぶどう郷駅のすぐそばに展示
②【勝沼氏館跡】戦国時代の館の規模を実感!
③【祝橋】よりみちえのさん、迷う!?の巻
④【等々力寺町】
⑤【松柏園】

(お出かけ日:2025年10月18日)
※敬称略させていただきます。
※各情報は2025年11月時点のものです。

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