「宝登山ロウバイ園」でロウバイをたっぷり楽しんだワタシたちは、そのまま秩父札所巡りへ。
とはいっても、今回お参りするのは34番札所「水潜寺」のみ。なぜなら、「水潜寺」は他の札所と比べて秩父市街からずいぶん離れているが、宝登山からは車で15分ほど。このタイミングを逃すのはもったいない! というわけだった。
午歳総開帳の準備が進む「水潜寺」
「水潜寺」は山間部を走る埼玉県道284号 下日野沢東門平吉田線沿いにある。時間は13時頃だったが昼食は後回しにして、ワタシたちは「水潜寺」に向かった。
ワタシたちが「水潜寺」を訪れたとき、お寺では3月18日から始まる午歳総開帳の準備が着々と進められていた。実際、観音堂の前には回向柱が立ち、境内には植木屋さんが入って剪定の真っ最中。境内にあるお堂の周辺をきれいにしていた。
お参りのあとで御朱印をいただく際にお寺の方から伺ったのだが、回向柱の御手綱はご本尊とまだつながっていないものの、勘違いする人がいるようで、御手綱を垂らしていないのだとか。
こちらのお寺の方がとても気さくで、この日御朱印をいただくのはワタシたちが最初だと教えていただく。
午歳総開帳が始まったら1番札所から改めて巡るつもりだとワタシたちが話すと、「ぜひまたお参りに来てください」と答えていただき、俄然やる気が湧いてきた。
また、このあたりは山が深いだけにクマが出没するらしい。お寺の方の話では、母グマを早くに亡くした子グマが学ぶ機会を得られないまま人里に下りてきているのでは、とのことだった。
山寺という言葉がぴったりの「水潜寺」は静かで、ゆったりとした時間が流れていた。
ワタシたちがお参りしていたときは他に参拝客を見かけることはなかったが、帰りに三十三観音を歩いているとき、観音堂のほうからカーンと鰐口を鳴らす音が聞こえてきた。
「水潜寺」はまた来てみたいなぁと思う…ではなく、午歳総開帳が始まったら必ずお参りに来るつもりだ。

田舎そばの太さに驚かされた「山寿」
「水潜寺」のお参りと散策が終わったのは14時頃。遅い昼食を摂るのにいい時間帯だ。
ただし、この時間帯は市街地からちょっと離れた地域だと入れそうなお店を見つけづらい。「水潜寺」は市街地からかなり離れているし…。
案の定、ワタシたちが最初に目星をつけたおそば屋はすでに終了。2軒目も同様だった。そこでワタシはすぐさまマップアプリの某先生でお店を検索。18時まで営業しているおそば屋が秩父の市街地にあることがわかる。それが「元祖秩父肉汁そば山寿」(以下、「山寿」)だった。
【元祖 秩父肉汁そば 山寿】基本情報
元祖 秩父肉汁そば 山寿
■住所:埼玉県秩父市熊木町
14-11
■営業時間:10:30〜18:00
■休業日:無休
■駐車場:あり
■電話:0494-26-6635
「山寿」は秩父旅行の際に何度か見かけていたが、混んでいることが多くてこれまで入ったことがなかった。ただ、今回は15時近くで比較的すいている感じだったので、ワタシたちは迷わず入店。
こちらの「山寿」は店名にあるとおり肉汁が売りのようなので、ワタシは「肉汁そば[肉2倍量]肉ダブル」(税込1,628円)を注文する。一方、とろろが大好きなKは迷わず「月見とろろ 冷やしとろろそば」(税込1,518円)を選んでいた。
また、「山寿」には田舎系の「太蕎麦」と更科系の「細蕎麦」の2種類のおそばがあり、このどちらかか、2種盛りの「あい盛り」が選べたので、ワタシたちはともに「あい盛り」をお願いする。
しばらくして、それぞれ注文したおそばがテーブルに並んだとき、ワタシは「太蕎麦」の太さにちょっと驚いてしまった。まるでうどんのようなボリュームならば、味が濃いめのつけ汁になるのも納得だ。
それでも「太蕎麦」の存在感は濃厚なつけ汁に負けておらず、ワタシは途中でテーブルにあった「旨辛胡麻ラー油」を垂らして味変。すべて平らげたときには、おそばをたらふくいただいたという満足感でいっぱいだった。一方、Kのほうもたっぷりのとろろに満足した様子。ごちそうさまでした!
店内が古民家ふうになっている「山寿」はワタシたちが入店したとき、若いお客さんが多い印象だった。中にはおしゃべりに花を咲かせていた女の子たちもいて、なんとなくファミレスのような雰囲気が漂っていた。
ただ、15時過ぎにもかかわらず、ワタシたちが入店してからもお客さんが入れ代わり立ち代わり訪れていた。そのため、もしかしたら「山寿」はけっこうな人気店で、すぐに入れたワタシたちは運がよかったのかも…などと思いながら家路に就くのだった。
「ロウバイよ、我々は帰ってきた! in 埼玉」おしまい
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(お出かけ日:2026年2月15日~2月16日)
※敬称略させていただきます。
※各情報は2026年3月時点のものです。










