ワタシは「恵林寺」が大好きだ。
「どのお寺が好きか?」と聞かれたら、まず思いつくのが「恵林寺」だ。
かつて武田信玄に興味を持ったのがきっかけで、信玄にまつわる史跡をさんざん巡った時期がある。
その頃に「恵林寺」の存在を知り、信玄の菩提寺ということで初めて訪れたのが…あれ、何年前だったっけ? 調べてみたら2005年頃のようだ。もう20年も前なのか…。

ワタシがお気に入りの隠れた名所「恵林寺」
なぜワタシがここまで「恵林寺」を気に入ってしまったのか、改めて考えてみた。
ワタシが武田信玄好きなのはもちろんあるのだが、ほどよく広い境内にさまざまな見どころが詰まっているのが一番の要因かもしれない。
あともうひとつ、武田信玄とゆかりの深いお寺であるにもかかわらず、参拝者が意外と少ない。そのため、ゆっくりと散策できるのだ。
変に観光地化されていない隠れた名所、とでも言ったらいいかもしれない。
また、境内にある「歴史博物館 信玄公宝物館」にて、「風林火山」の武田軍旗「孫子の旗」をはじめとした文化財を見学できるのも魅力のひとつ。しっかりと好奇心も満たしてくれるのだ。
ただ、「恵林寺」は写真撮影が禁止されているエリアが多い。本当は写真をたくさん載せながら紹介したいのだが…まあ仕方ない。
Kが見つけた毎年恒例のお楽しみ
そんなわけでKと初めての山梨旅行のとき、ひっそりと「恵林寺」をコースに組み込んでみたところ…なんとこれが大当たり!
「恵林寺」の庭園は夢想国師が手がけたことで知られているが、Kにとっては歴史的な背景が云々というよりも直感で「いい!」と思ったようだ。
そのときにKは池の鯉たちにエサをあげることにもハマってしまい、以来ワタシたちは「恵林寺」を訪れた際には必ず鯉たちにエサをあげるようになってしまった。何が心に引っかかるか、わからないものである。
「恵林寺」は門前町に食堂やおみやげ屋もあり、帰りに買い物ができるのもうれしいポイントだ。
最近では、四脚門(赤門)の近くにある「日原みやげ店」に立ち寄るのが恒例になっている。
ワタシはこういうこぢんまりしたおみやげ屋がけっこう好きなのだ。
また、ワタシは個人的に小さな置き物が好きで、「日原みやげ店」には手作りらしき置き物も売っているので、毎年そちらを見るのも楽しみのひとつになっている。
【日原みやげ店】基本情報
日原みやげ店
■住所:山梨県甲州市塩山小屋敷
1570
■営業時間:9:00~17:00
■定休日:不定休
■駐車場:店舗の前に数台ぶんの
駐車スペースあり
■電話:0553-32-3859
ちなみに、こちらのお店には桔梗信玄餅の看板や暖簾があるため、ワタシはてっきり桔梗信玄餅を製造・販売する桔梗屋の支店かと思っていたのだが、今回改めて調べてみるとどうやら違ったようだ。
まあ、桔梗屋の支店でなくても、今後も立ち寄ることに変わりはないが。
帰り際、Kは「『恵林寺』って紅葉もきれいそうだよね」なんて話をしていた。
確かに「恵林寺」は庭がきれいだし、季節の花々を楽しめる。
機会があったら、秋に訪れるのもよさそうかも…と、ワタシはふと思ってしまった。
「蓮と岩屋と鰻と夢絵師 in 埼玉&山梨」一覧
①【宗福寺】見頃を迎えたかえる寺の蓮池を見てみたい!
②【割烹 坂本屋】肉厚ふわふわのうなぎで夏バテ防止!
③【季節のお宿 ひみね】食事のメニューがパワーアップ!
④【Gelateria ROTONDO 甲斐黒駒店】おいしいジェラートで季節を味わって
⑤【竹中英太郎記念館】心をかき乱す妖美な作品の数々
⑥【恵林寺】歴史や季節に触れられる塩山の名刹
⑦【甲州ほうとう 百間】薬味の「旨辛すりだね」に注目!
(お出かけ日:2025年7月25日~7月26日)
※敬称略させていただきます。
※各情報は2025年9月時点のものです。