そしてワタシたちは昼食流浪人になった。
理由は簡単。32番札所「法性寺」の参拝をすませたあと、「市川いちご園」、1番札所「四萬部寺」、さらには「アクアファーム秩父」とさんざん寄り道をしたからだ。
こういうとき、「車で走っていれば、途中でお店が見つかるんじゃん?」と油断しがち。ただし、今までにお店を見つけられた経験は少ないのだが…。
昭和のドライブインをほうふつとさせるお店
今回もそうだ。車で秩父市街を走っている間、たまたま見つけたお店が混んでいたり、マップアプリの某先生で検索したお店も閉まっていたりと、入れるおそば屋がなかなか見つからない。
このとき、ある候補がワタシの頭の中に浮かぶ。それが「道の駅 果樹公園あしがくぼ」の近くにある「めんや 木の子茶屋」だ。
こちらのお店はワタシたちが秩父旅行の行き帰りに国道299号を走っているとき、必ず見かけていたお店だったので、Kに話すと「ああ、あそこね」とすぐにわかった。
ただし、「おそば屋というより、昔ながらのドライブインのような…」印象で、ワタシたちはこれまで二の足を踏んでいた部分があった。しかし、お腹がかなり空いてきている。背に腹は代えられないというわけで、ワタシたちは「めんや 木の子茶屋」に入ってみることにした。
【めんや 木の子茶屋】基本情報
めんや 木の子茶屋
■住所:埼玉県秩父郡横瀬町
芦ヶ久保129-1
■営業時間:11:00〜17:00
■休業日:不定休
※火曜日定休、祭日は除く
■駐車場:あり
■電話:
090-9016-1577(代表)
0494-26-6358(店舗)
お店に入るとすぐ目の前に券売機があり、おそばだけでなくカレーや「ぶたみそ丼」、「みそポテト」「若あゆ塩焼き」など、さまざまな種類の料理が並んでいる。
ワタシたちは中でもオススメとされていた「手打ち もりそば まいたけ天ぷら」(税込1,200円)をセレクトし、おそばは大盛りに。これにワタシだけ秩父名物の「みそポテト」(税込300円)を1本追加。ワタシは久々に券売機を使うことになったので、少々あたふたしてしまった。
簡素な椅子とテーブルが並んだ店内はワタシたちが想像していたように、いかにも「昭和のドライブイン」といった風情があった。ただ、15時頃という昼食にはちょっと遅い時間帯にもかかわらず、けっこうな数のお客さんがいて、それぞれおそばをたぐっていた。
「めんや 木の子茶屋」では番号が記された食券を持ったままテーブルに着いて待つのだが、混んでいるせいか、なかなかワタシたちの番号が呼ばれない。それでも10~15分ほど待ったところで注文した「手打ち もりそば まいたけ天ぷら」が届いた。
鶏肉料理の箸休めが絶品!
「手打ち もりそば まいたけ天ぷら」をパッと見たときの第一印象は「おそばが足りないかも…」だったが、結果的には決してそんなことはなかった。
まずはおそばが太目で、かなりコシが強い。コシの強さについては、これまでいただいたおそばの中で一番だったと思う。
舞茸の天ぷらは揚げたてサクサクで、けっこう大きめ。こちらの天ぷらを見れば、提供するまで少々時間がかかっても仕方ないなぁ…といったところだった。
そして、特筆すべきは箸休めの鶏肉。Kが「これ、おいしいよ。食べた?」と尋ねてくるので、ワタシもちょっといただいてみると…なんというのだろう、ほんのりと甘みを感じるような優しい味わいで本当においしい! それも味の主張が強くないので、おそばや天ぷらをいただく合間に箸休めとしてちょっとつまむのにちょうどいい。こちらのお店の2階では焼き肉屋を営んでいるので、こうした気の利いた鶏肉料理が箸休めとして出てくるのかもしれない。
食事中、普段からたくさん食べるワタシですら、「こりゃちょっと多いぞ」と思ったほどだから、Kもよほど満腹だったのだろう。舞茸の天ぷらの一部をワタシの皿にそっとのせてくる。
そうなるだろうなぁ…と思っていたら、続いておそばまで!? もったいないのですべていただいたが、ワタシのお腹はパンパンになってしまった。ごちそうさまでした…グフッ。
お店を出て家に向かっているとき、ワタシがズボンのベルトを緩めていると、Kが「苦しいんだ。そりゃそうよねぇ」とひと言。そりゃそうですが、いざというときには「めんや 木の子茶屋」もアリだとわかっただけでも拾いものだ。
次に秩父へ来るときは桜といよいよ午歳総開帳だなぁ…などと考えながら、ワタシたちの車は日が暮れつつある中を東に向かって走っていくのだった。
「ついに結願! in 埼玉」おしまい
(お出かけ日:2026年2月21日~2月22日)
※敬称略させていただきます。
※各情報は2026年4月時点のものです。







