4月に入ってから、ワタシが密かに毎日チェックしていたニュースがあった。それは埼玉西武ライオンズのタイラー・ネビンの一軍復帰時期だ。
ネビンはコンディション不良によって開幕一軍入りを果たせなかったどころか、二軍の試合にも出場していなかった。しかし、4月下旬になると実戦復帰が近いというニュースが! さらに、一軍合流は早くても5月のゴールデンウィーク頃だという。それまで二軍の試合で実戦の勘を取り戻すはずだということで、ワタシはその二軍戦を観に行こうと思っていたわけだ。
そして4月24日、ネビンがついに二軍戦で実戦復帰。CAR3219(カーミニーク)フィールドは席の数が少なくてチケットが取りづらい。しかし、翌25日にベルーナドームで行われる横浜DeNAベイスターズとの二軍戦ならば簡単にチケットが入手できた。
ベルーナドームでの出待ちはしたことがなく、どんな状況かわからなかったが、そこはいつものように行けばわかるさ、ということで!
国分寺駅からライオンズのファンがちらほら
ちなみに、なぜワタシがこんなにネビンに注目しているかというと、父親のフィル・ネビンが好きだったからだ。かつてラスベガスに行ったとき、サンディエゴ・パドレス時代のジャージを見かけ、買おうかどうかさんざん迷った記憶がある。ただ、結局そのときは買わなかったのだが…。
さて、4月25日は国分寺駅を経由してベルーナドームへ。西武鉄道・多摩湖線に乗ると、ライオンズのジャージをまとったファンをちらほら見かける。二軍戦でもけっこう観に行く人が多いのかな…と思っていると、多摩湖駅では西武鉄道・山口線に早足で乗り換えるファンがかなりいた。早足になる気持ち、わかる!
さらに、球場の最寄り駅である西武鉄道・狭山線&山口線の西武球場前駅に着くと、球場の入り口付近にはたくさんのファンが。熱心なファンが多いなぁと感心してしまった。
【ベルーナドーム】基本情報
ベルーナドーム
■住所:埼玉県所沢市上山口
2135
■駐車場:あり(有料)

ライオンズの杉山遙希が1失点の見事な完投勝利!
自分の席に着き、発表されたスタメンを見てみると…あら、ネビンがいないぞ!? まさかケガしたわけでもないだろうし、そんなニュースを見てもいないので、復帰したばかりで無理をさせないでいるのだろうと前向きに考える。
代わりと言ってはなんだが、43歳の大ベテランである「おかわり君」こと中村剛也がスタメンに入っているのでよしとする。ワタシが中村を初めて観たのは2004年だから、もう20年以上前だ。あのとき、どでかい一発を放っていたのが懐かしいなぁ。
この試合はライオンズ先発の杉山遙希の好投に尽きる。
杉山はバッターを追い込むと、最後は変化球で相手を翻弄。このウイニングショットがまるで計ったように128km/h前後で、バッターはとにかく手が出ない。
ピッチングのテンポもよく、スイスイと9回を投げきって被安打2、奪三振5、1失点。
実は唯一の失点シーンのとき、ワタシはたこ焼きを買いに行っていて観ていなかったので、ワタシの印象では完封したようなものだった。
また、中村は43歳になった今も、バットを立てた構えがさまになっていてカッコよかった。この日は3打数無安打に終わったが、いまだに若々しさを感じたほどだ。
一方、ベイスターズ先発の金渕光希も4回までは安定していたのだが、5回に連打を浴びると四球も絡んでガタガタに。ちょっともったいない投球内容だった。
結局、試合は6-1でライオンズの勝利。試合後のヒーローインタビューで杉山が「僕の応援タオルを持ってる人が少ないので、もっと掲げてもらえるように…」と話していたが、この日のピッチングを見たらファンが増えるんじゃないかと思った。
ちなみに、この日のワタシの席は通路の前。広々使えていいんじゃないかと思って選んだのだが、試合中は当たり前だがファンが通り、けっこう気が散ってしまった。
これなら、もう少し上のほうの席にしておけばよかった…。
9回を投げ抜いた投手がまさか…!?
試合後はバックスクリーン裏にたくさんのファンが集まっていたので行ってみる。
そちらには柵が置かれていて、柵と柵の間に設けられた通路を選手や首脳陣が帰っていくようだ。
ただし、柵の前に並んだファンは何層にもなっていて、最前列に行くのはほぼ無理。ワタシはちょっと下がったところから様子を見守ることにする。
ファンの呼びかけに手を上げて応えるものの、サインに応じる選手は少なめだったが、それでも佐藤太陽が即席サイン会を開始。さらに片方の柵の前でしばらくサインをすると、続いて反対側の柵のほうに移動し、また戻ってきて…と、かなりの数のファンに応じている。
このとき、たまたまワタシのそばに小学2~4年生くらいの姉妹とその両親と思しき家族がいて、お姉ちゃんがお母さんに「なんでサインもらえないの~!?」とプンスカ。お母さんが「だってしょうがないじゃない。マジックペンを車に置いてきちゃったんだから」となだめている。
「んも~!!」とぐずり気味のお姉ちゃんがさすがに気の毒になり、「もしよかったら、マジックペンを貸しましょうか」とワタシがお母さんに提案する。
ワタシのマジックペンを手にお姉ちゃんは喜び勇んで佐藤のほうに走っていくものの、あと2~3人で順番がくるというところで佐藤が通路の反対側に移動するというまさかの不運!
これは厳しいかも…と思っていると、しばらくしたところで佐藤が再びこちらのほうへ。さらにワタシの前に隙間ができたので、すぐさまお姉ちゃんを呼び、お姉ちゃんは佐藤のサインを見事にゲット! サインを手にしたお姉ちゃんはニコニコして戻ってくる。
お母さんによると試合中にたまたまキャッチできたファールボールを持っていて、この前には(確か)アラン・ワイナンスにサインをいただけ、そちらは家に飾ってあるのだとか。その隣に佐藤のサインボールも飾ると喜んでいた。
お姉ちゃんの笑顔で満足したワタシは獅子ビルや室内練習場のあるほうへ移動。こちらも選手が通るんじゃないか…と思ったからだ。
すると、CAR3219(カーミニーク)フィールドのほうへ向かう広々とした道にファンの列ができている。それもけっこう長い! 誰かサインをしているのかと思って近づくと、なんと完投勝利を収めたばかりの杉山が村田怜音とともにサインに応じていた。
ライオンズファンのNさんに「レオのガリバーですからね」と太鼓判を捺されて以来、ワタシなりに期待していた村田と、快投を見せてくれたばかりの杉山…。どちらの列に並ぶか、ワタシなりにかなり悩んだ。そもそも、105球を投げたばかりの杉山がサインに応じていること自体が大きな驚きで…。
ただ、ここで非常に申し訳ないとも思いつつも、ワタシも杉山の列に並んでしまう。
結局、杉山はファンがゼロになるまで延々とサインや記念撮影に応じていた。いや、これは絶対に杉山のファンになるでしょう! ワタシも応援タオルを買おうかと今も考えているくらいだし。
また、村田のほうの列もなかなか途切れず、ワタシが杉山からサインをいただいたあとも即席サイン会が続いていたので、村田からも一筆いただくことができた。
ここ数年間、ライオンズのファンサービスの姿勢が積極的なってきていると思っていたが、まさかその姿勢を実感できることになるとは。バックスクリーン裏で見た佐藤も含め、杉山や村田に頭が下がる思いだった。
なお、選手の厚意やその日のさまざまな要素によって状況は大きく変わるため、ベルーナドームで選手から必ずサインがいただけるかどうかはわからない。
もしサインをいただける機会に恵まれたときは、選手やチームの厚意を無駄にしないよう、こちらもマナーを守って楽しむようにしよう。
杉山と村田が選手寮の若獅子寮のほうへ消えていくと、それを潮にほとんどのファンも去っていった。
少しだけ残ったファンが室内練習場のシャッターのほうに集まっていたので、ワタシはそちらのほうへ行ってみる。
ただ、この日はシャッターが開く気配がなく、ワタシは15分くらいベンチに腰かけて休んだところで退散。帰りに馴染みの居酒屋に寄り、けっこういい気分に酔っぱらってしまった。この日の試合は二軍戦の楽しみがいっぱいに詰まっていて気分がよかったしね!

(お出かけ日:2026年4月25日)
※敬称略させていただきます。
※各情報は2026年6月時点のものです。
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