ゴールデンウィークが終わった途端、校正の連投という少々ハードな展開に突入することになったワタシだが、そんなときこそ空の下で野球が観たい! …ということで、仕事のスケジュールを調整しつつ二軍戦の日程をチェック。
5月17日は自宅から行ける範囲で3試合開催されていたが、この中でワタシは横須賀スタジアムで行われる横浜DeNAベイスターズ対東京ヤクルトスワローズ戦をチョイス。去年、横須賀スタジアムを訪れたのがゴールデンウィーク中で、1年ぶりでちょうどいいような気もしたし…。
観戦のお供はいつだって「北原のパン」
横須賀スタジアムの最寄り駅である京浜急行電鉄・京急本線の追浜駅に降り立ったワタシはまっすぐ球場へ。この日も1年前と同じく、球場へ向かうまでにベイスターズのジャージをまとったファンをちらほらと見かける。
球場に着くとファンの数は多いものの、去年のゴールデンウィークほど混んでいないという印象。チケットもさほど並ぶことなく購入できた。
そして、忘れてはならないのが球場の外にある「北原のパン」。この日はいろいろなパンが並んでいて、目移りしながらパンを選ぶ。「北原のパン」は生地がもっちりしていて、ほんのりと甘いのが魅力。ワタシにとって横須賀スタジアムに来たときには欠かせないお店だ。
試合開始は13時だったが、ワタシが球場に着いたのは12時45分頃。
日曜日だから、もしかしたら席が空いていないかも…という不安は少々あったものの、球場内に入ってみると、外野に近いあたりは一塁、三塁側ともに空席があり、ゆったりと野球を観られた。
ちなみに、バックスクリーン裏はさすがに満員状態だった。
試合は9回までしっかり楽しめる好ゲームに!
試合はベイスターズが庄司陽斗、スワローズがナッシュ・ウォルターズの先発でスタート。
両先発で気になったのはウォルターズだ。ウォルターズはとにかく間が長い。これでは守備陣がリズムに乗れないだろうと思ったし、観ているこちらとしてはさんさんと降り注ぐ陽光の暑さを実感させられることになってしまった。
結局、打者20人に対して被安打4、4四球4失点と4回もたずにノックアウト。ちなみに奪三振も4で、なんだか4ばかりが並ぶ数字を残してマウンドを下りた。ウォルターズはフォームがダイナミックで、個人的には好きなタイプなんだけどなぁ…。
一方の庄司は投球間隔が短くてテンポがいい。この日のベイスターズに好守が多かったのは庄司のテンポのよさがうまく作用していたように思うし、守備も庄司の好投にいい影響を及ぼしていたはず。つまり、投手と守備陣の相乗効果が生まれていた感じだ。
そんなベイスターズ守備陣は華麗というよりも、泥臭くボールに食らいついていく印象だった。
たとえば、ライトに入った梶原昂希は難しい打球をうまく拾って好捕。捕手登録ながらセンターに入った東妻純平も打球をよく追いかけてファインプレーを見せていたし、サードの石上泰輝もライン際の打球を飛びついてキャッチ。ショートの田内真翔もいい守備を見せていた。
こんな展開だと、守備のミスがけっこう目立つことになる。今回、その役を負うことになってしまったのがスワローズのショートを務めた澤野聖悠だった。
澤野は腰が少々高いように見えるし、簡単な打球をときどき安易に拾いにいっているようなシーンもあって不安だった。
個人的に決定的だったのは、キャッチャーの矢野泰二郎が盗塁を阻止しようとしてセカンドの田中陽翔に送球した際、田中がボールをこぼすとカバーに入っていた澤野までポロリ。ランナーが三塁まで進んでしまった。澤野は攻める守備を見せるときは動きが決して悪くないのに…。
個人的に観られてうれしかったのがスワローズの日隈モンテルだ。去年、埼玉西武ライオンズの二軍戦を観たとき、支配下登録されたばかりのモンテルにサインをいただき、陰ながら応援していた。
その年のオフにライオンズから戦力外通告を受けたものの、スワローズが育成選手として獲得。この数日後には支配下選手契約を勝ち取り、さらには一軍の舞台でプロ初のホームラン! モンテルが目を潤ませた写真が掲載されたニュースを読んだときは、こちらももらい泣きしそうになってしまった。
また、この日の試合ではベイスターズの中川颯とスワローズの下川隼佑というアンダースロー対決が実現。
今となっては数少ないアンダースローのピッチャーの投げ合いを観られて、ちょっと得した気分だった。
試合は序盤から得点を重ねたベイスターズがあっさり勝つかと思えたが、スワローズが9回に猛追。3点を奪って1点差まで迫るものの、反撃はここまで。5-4という最後まで気の抜けない好ゲームだった。
これは試合中のことだが、ワタシの近くに飛んできたファールボールがそのまま球場の外へ。
ボールは球場周辺のネットの上に落ちたようで、スタッフが伸縮式の網(タモ網)を使ってボールを拾うという、これまたちょっと珍しいシーンを見られた。
1人ひとりのファンにしっかりと応じるベイスターズの選手たち
試合後は球場の正面入り口へ移動して出待ち。
試合前からすでにベストポジションをキープしているファンが何人かいたし、去年の経験から試合後には柵の前に何重もの人垣ができることは予想できていたので、ワタシは後ろのほうでしばらく様子を見守ることに。
「何をそんなに余裕をかましてるんだ!」と思う方がいるかもしれない。ただ、去年はベイスターズの選手たちができる限り多くのファンに応じてくれていた。その様子を見ていたので、「後ろのほうにいてもチャンスはあるだろう」と思っていたのだ。
しばらくするとスワローズの選手がちらほらと球場から出てくる。
中にはファンの呼びかけに応じた選手もいたが、サインをいただけたのはわずか数人。選手が乗り込むのを待っている球団のバスで、これから選手寮のある埼玉の戸田市まで帰るのだから、これも仕方のないところだ。人垣の後ろのほうにいたワタシはもちろんサインをいただけなかった。
また、帰り際にバスから手を振っていたスワローズの選手も。もうずっと昔の話だが、同じ横須賀スタジアムで同じようにファンの声に応えていた乙坂智のことをふと思い出してしまった。
その後もファンの数は減らないのでワタシも一緒に待っていると、なんとこの日の先発ピッチャーだった庄司が即席サイン会をスタート! とはいえ、球場正面入り口付近は何重もの人垣になっているので、ワタシは道路に面した球場出入り口のあたりで待つ。
なぜ、こんな離れたところで待つかというと、去年は選手がわざわざこのあたりまでやってきてサインに応じていたからだ。もしサインをいただくことができなくても、「そんなときもある。選手にも都合があるのだから仕方ない」と割り切っていた。
期待と少々の不安を胸にしばらく待っていると、この日の庄司は81球を投げていたにもかかわらず、即席サイン会を切り上げる様子がない。むしろ、ワタシのいるあたりまで来ても、1人ひとり丁寧に応じている。おかげでワタシもサインをいただくことができた。
庄司の即席サイン会が終わったあと、今度は正面入り口から出てきた益子京右も呼びかけに応じるようにファンのほうへ近づいてきて、即席サイン会を開始。このときもワタシは先ほどと同じポジションで待ち、サインをいただくことができた。
これはあくまでワタシの想像だが、今年や去年の流れを見ていて感じたのは、ベイスターズはサイン当番制のようなシステムが導入されているのかもしれないということだった。
その日の当番になった2~3人の選手はできる限りサインに応じるという、メジャーリーグのキャンプ地でよく見られる光景だ。わざわざ球場の出入り口あたりまで移動しながら、本当に数多くのサインに応じる丁寧さを見ていると、チームには何かしら明確な意図があるように思えたのだ。
ただ、これは先述のとおりワタシの想像。今後の経験によっては、この説はあっさり覆されるかもしれない。
あと、これはとても大切なことだが、選手の厚意やその日のさまざまな要素によって状況は変わる。そのため、横須賀スタジアムに行けば選手から必ずサインがいただけるかはわからない。
もしサインをいただける機会に恵まれたら、選手やチームの厚意を無駄にしないよう、こちらもマナーを守って楽しむことが大切だ。
その後は球場の隣にある、選手寮や練習場が集まったDOCK OF BAYSTARS YOKOSUKAのほうへ。こちらの施設へワタシはまだ一度も行ったことがなかったのだ。
施設の周辺ではファンサービスが一切禁止されていることもあり、外野席に座ってのんびりと練習を見守る。他にも熱心なファンが数十人ほど練習を見守っていたが、いかんせん選手がいるところが遠い…。パシーン、パシーンというボールをキャッチする音をしばらく聞いたのち、ワタシは練習場をあとにするのだった。

(お出かけ日:2026年5月17日)
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※各情報は2026年7月時点のものです。
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