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秘宝と海鮮料理を求めて… in 静岡&神奈川③【熱海秘宝館】来館の目的は時代を超えた実地検証!?

旅行記
あいじょう岬からの景色

Kにとって「熱海秘宝館」を訪れる目的はズバリ、「かつて新婚旅行で熱海を訪れた若者たちは『熱海秘宝館』で興奮できたのか」を検証すること。
「かつて新婚旅行で熱海を訪れた若者たち」といえば、ワタシやKの親世代よりひと回りほど上だ。実際にどうだったのか聞く機会はほとんどない。だから、実際に行って確認してみよう! というわけだ。
とはいえ、「熱海秘宝館」かぁ。いったいどんなところなんだろうか…。

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車でどこを目指したらいいのかわからず!?

沼津を出てから約1時間後。ワタシたちは熱海に到着する。
事前の情報収集で「アタミロープウェイ」山麓駅の近くにある「ATAMI BAY RESORT KORAKUEN(熱海ベイリゾート後楽園)」の立体駐車場に駐車すればいいということはわかっていた。
ただ、実際に向かう際、マップアプリの某先生で目的地を「熱海秘宝館」と設定したことで少々迷ってしまうことに…。

熱海市街が見えてきたところまではよかったのだが、某先生の案内によって途中で細い道に入ってしまい、そのまま山の上のほうへ。「熱海城」の近くを通りすぎるのだが、山の上に「熱海ベイリゾート後楽園」の立体駐車場があるとは思えない。
このあたりでおかしいと気づいたワタシは改めて調べなおし、某先生の目的地を「熱海ベイリゾート後楽園」に設定。この結果、無事に「熱海ベイリゾート後楽園」の立体駐車場にたどり着けた。つまり、車で向かう場合は最初から「熱海ベイリゾート後楽園」と設定しておくべき、ということだった。

行く前から「熱海秘宝館」は昭和の香りがプンプン漂っているだろうなぁ…と思っていたが、「アタミロープウェイ」の段階で昭和の雰囲気が全開!
山麓駅のチケット売り場の裏には数台のゲーム機が並び、昔ながらの遊技場といった趣きだ。ワタシのような世代にはとても懐かしく感じられた。

「アタミロープウェイ」山麓駅。
郷愁漂う山麓駅の遊技場。
ロープウェイは質実剛健!

なお、「熱海秘宝館」の入館料は1,900円だが、「アタミロープウェイ」の往復券とのセットだとなんと2,200円! けっこうな割引になるので、ワタシたちはもちろんこちらを購入した。

【アタミロープウェイ】基本情報

アタミロープウェイ
■住所:静岡県熱海市和田浜南町
 8-15

■運行時間:
 上り始発 9:30
 上り終発 17:00
 下り終発 17:30
 ※おおむね10分間隔で運行
■休業日:特になし
 ※強風など悪天日や
  設備メンテナンスの場合は
  運休あり
■乗車料金:
 大人往復 900円/片道 500円
 小人往復 500円/片道 300円
 ※団体料金 他あり
■駐車場:あり
 ※熱海ベイリゾート後楽園立体
  駐車場を利用、割引あり
■電話:0557-81-5800

昭和33年(1958)に開業したロープウェイ。全長273m。約3分30秒で山麓駅と八幡山の山頂駅を結んでいる。山頂駅の周辺にはあいじょう岬、うみそらテラス、熱海秘宝館、熱海城、熱海トリックアート迷宮館など、さまざまなスポットが点在。また、展望台には恋愛成就のメモリースポットとして「あいじょうモニュメント」も設置されている。

「アタミロープウェイ」はかなり古めかしく、乗る前に少々不安があったのも事実。
しかし、発進すれば周囲の景色に目がいってしまい、一瞬で不安は吹き飛んでしまった。日本一短いロープウェイということで、3分30秒ほどであっという間に山頂駅に到着。ロープウェイに乗っている間に不安を覚える時間もないくらいだった。

「アタミロープウェイ」山頂駅を出ると海を見渡せる絶景が広がっている。
こちらは「あいじょう岬展望台」という名称とのことだが、目指すべき場所が「熱海秘宝館」のワタシたちは景色の写真を撮ってあっさりとスルー。

「あいじょう岬」の展望台。
展望台から見た熱海市街。
こちらは相模湾。

「あいじょう岬展望台」をあとにしたワタシたちは昔ながらの階段を上り、「熱海秘宝館」を目指す。
途中、「熱海旅行から帰ってきた息子の様子がおかしい。」という文言の記されたポスターがあり、思わず笑ってしまう。こんなポスターを見たら、いやが上にも期待してしまうではないか!

その後、ワタシたちは「熱海秘宝館」の入り口まで来たものの、すぐ近くに「熱海城」があるとのことなので、ひとまずそちらへ行ってみることに。車での移動中に見えていたお城に興味があったし、せっかく近くまで来ていたので。

しかし、「熱海城」の前まで行ってみたものの、こちらは史跡ではなくエンターテインメント施設のようなので、ワタシたちは回れ右をして撤退。これから「熱海秘宝館」に入るうえ、さらに「熱海城」で大人1,200円(1人)の入場料を払うのはさすがに…。というわけで、ワタシたちは改めて「熱海秘宝館」へ向かうのだった。

「熱海秘宝館」へ続く階段。
かなり立派な「熱海城」。
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かつてエロスに目覚めつつあった少年の心が残っていれば…!

さて、「熱海秘宝館」である。
こちらの館内は一部のエリアを除いて写真撮影が禁止されているため、文字での紹介となる。

【熱海秘宝館】基本情報

熱海秘宝館
■住所:静岡県熱海市熱海1992-1
■開館時間:9:30~17:30
 ※最終入館は17:00まで
 
※18歳未満の方は入館できません
■休館日:特になし
 
※年に数日メンテナンス休業あり
■入館料:一般 1,900円
 ※団体料金 他あり
 ※入館料+アタミロープウェイ
  往復のセット料金あり
■駐車場:なし
 ※熱海ベイリゾート後楽園立体
  駐車場を利用、割引あり
■電話:0557-83-5572

八幡山の山頂にある、大人のための遊園地。過去から現在、未来にわたるエロスを真面目かつ面白く追求。ローテクやメカトロニクス、IoTまで古今の技術を取り入れた30以上のアトラクションを楽しめる。

館内に入ると、江戸時代の春画や全国の秘宝館の歴史など、まずはエッチ度の低いコーナーが続く。
こちらでワタシが面白いと思ったのは、謎解きを兼ねた熱海砦の歴史(『熱海秘宝館』のオリジナルストーリー!)紹介。謎を解くとミュージアムショップでちょっとしたプレゼントをいただけるということで、けっこう夢中になってしまった。

ここから少しずつエッチ度が増していき、それとともに蝋人形の出番も増加。
ハンドルを回す、覗き穴から覗く、お賽銭をあげるなど、こちらが何かしらのアクションをすることによって蝋人形があられもない姿を披露! しかし、これらがどんな仕掛けなのか記してしまうと、これから「熱海秘宝館」に行こうと思っている方々にとってはネタバレになってしまうので書かない。
そこでどんなネタが待っているのか。内容を知ったとき、どんな反応をするのか…。「目の前にあるものをそのまま楽しむ」センスがそこで試される、かもしれない。

ちなみに、ワタシの反応は微苦笑が多めで、思わずクスッと笑ってしまうアトラクションもけっこうあった。中には純粋に驚いてしまい、続いてアトラクションを見たKの反応がワタシとまったく同じだったので、声を出して笑ってしまったことも。

「熱海秘宝館」のアトラクションは全体を通じて、現在のインターネットで入手できる情報とは雰囲気がまるで逆。ノスタルジックな空気が流れる中で、エロを真面目かつ面白く昇華しようとしていた。
そんなアトラクションの数々をワタシたちはけっこう楽しんでしまい、2024年にリニューアルされた「ネオ秘宝館」のエリアまで到達したときには少々ぐったりしてしまっていた。

正直、入館前には「せっかく入館料を払ったのだから楽しまないと」という考えがあった。しかし、途中から「覗いちゃいけないと言われていたものを見てしまった」妖しい気分に染まり、ユーモアに満ちたエッチに自然と笑いがこみ上げてくるようになっていた。

「B級SF&ホラーにはエロ・グロ・ナンセンスが必要だ」
中学時代、ワタシはそんな話を雑誌で読んだ記憶がある。この3つの要素から「グロ」を抜いてアミューズメントとして組み立てられたのが「熱海秘宝館」なのではないか。

また、みやすのんきの漫画「やるっきゃ騎士ナイト」を親に隠れて読んでいた小学4年生の少年の心が失われていなければ、「熱海秘宝館」を楽しむことができる、とも思う。

ミュージアムショップで購入したミニ提灯。

ちなみに、ワタシたち以外のお客さんは意外と若いカップルが多かった。
中には女の子4人組のグループもいて、ワタシたち以上にキャッキャと楽しんでいた。

「熱海秘宝館」を出たあと、Kが検証したいと思っていた疑問の答えは導き出せたか質問。
Kの答えは「ふっ」という小さな笑いだったことを記しておく。

「秘宝と海鮮料理を求めて… in 静岡&神奈川」一覧

①【三代目あだち】手間をかけた料理の数々に大満足!
②【沼津干物屋マルカイ】直売所で冷凍の干物をどっさり購入
③【熱海秘宝館】来館の目的は時代を超えた実地検証!?
④【川口水産】
⑤【主屋】

(お出かけ日:2025年9月25日~9月26日)
※敬称略させていただきます。
※各情報は2025年10月時点のものです。

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