【慈眼寺】基本情報
旗下山 慈眼寺
■住所:埼玉県秩父市東町26-7
■宗派:曹洞宗
■本尊:聖観世音菩薩
■駐車場:あり
■電話:0494-23-6813
【御朱印受付 基本情報】
■受付時間:8:00~17:00
※11月~2月は16:00まで
※12:00~12:30は昼休憩
■定休日:なし
■御朱印料:500円
※2巡目以降は200円

Kとの秩父札所巡りで2番目に訪れたお寺。
実はワタシは一時期、仕事が一段落するとぶらっと秩父に1人でやってきて散歩をしていた。
そのとき、ちょうどお祭りをやっていて、目にご利益があるらしいといことで、視力の悪いワタシは何も知らないまま参拝した覚えがある。
秩父市街からのアクセスが簡単
「慈眼寺」は西武鉄道・西武秩父線の西武秩父駅から歩いて5分ほど。秩父鉄道・秩父本線の御花畑駅からだと1分ほどで着く。
秩父札所巡りでなくても、秩父の町を散策する際にちょっと立ち寄ってみるのにも心が落ち着くいいところだ。実際、ワタシも最初に訪れたときはそんな感じだった。
「慈眼寺」の本堂は明治34年(1901)に再建されたものだが、入母屋造りの正面に千鳥破風がついており、そのうえ唐破風のような向拝もあることが特徴。
本堂自体は決して大きくないが、札所1番の「四萬部寺」を模していることもあり、堂々とした姿が印象的だ。
手入れが行き届き、町中としては広い境内に本堂がちんまりと立っている印象の「慈眼寺」には、本堂の周囲にさまざまなお堂や稲荷が点在している。
秩父市街にあるからだろうか、ワタシたちが訪れたときは参拝者が途切れることはなかった。
また、本堂のすぐ近くには薬師如来を本尊とする薬師堂がある。
薬師如来はもともと人々を病の苦しみから救う存在だが、「慈眼寺」では眼病を患った人々を救う「目の薬師」として親しまれており、「め」の文字が記された絵馬が奉納されている。
他にも本堂の前には、葉や樹皮を煎じた汁が眼病に効く漢方薬になるといわれているメグスリノキが植えられている。メグスリノキは「長者の木」「千里眼の木」とも呼ばれているそうだ。
本堂の左側にある納経所では、さまざまな種類の納経帳が販売。
秩父札所巡りの公式ホームページによると、札所1番の四萬部寺とともに公式の巡礼用品が特に充実しているのだとか。
御朱印をいただく際、おそらくご住職と思われる方に御朱印を書いていただいた。この方が実によくしゃべる。一方で目は納経帳にまっすぐ向き、字も非常に達筆。口と手の動きが連動していないというか…。ユーモアがあって、とても印象深い方だった。
新たに建てられた瑠璃殿(2026年6月15日追記)
「慈眼寺」を前回お参りしたのは約2年前。
そのときは秩父札所巡りを始めたばかりで、どこをどんなふうに写真を撮っていったらいいのかまったくわかっておらず、納経所や手水舎など撮り忘れが多かった。
そこで午歳総開帳でお参りするときには忘れないように…と思っていたのだが、結局は納経所の写真を撮り忘れてしまう。
ただ、御手綱を手にお参りしているワタシとともに納経所が収まったK撮影の写真があったので、ここに掲載しておく。
境内には2年前にはなかった真新しい瑠璃殿が建っていて、中には薬師如来像が祀られていた。

ぜひ立ち寄りたい経蔵
参拝した際、中でもぜひ立ち寄ってほしいのが、本堂に向かって右側にある経蔵だ。
こちらにはお釈迦さまの教説に関わるすべての経典となる一切経が輪蔵形式の経庫に納められている。この経庫を礼拝しながら3回まわすことで、一切経をすべて読んだ功徳があるのだとか。
他にも聖観世音菩薩や阿弥陀如来などが祀られ、秩父巡礼の開創者と伝えられる十三権者の像が鎮座している。
ちなみにワタシたちは残念ながら経庫を3回まわすことはしなかった。
「慈眼寺」の前に訪れた「岩井堂」で、山道を歩いて体力がかなり減っていたもので…。
経蔵の中にそびえる輪蔵形式の経庫(2026年6月15日追記)
経蔵の中は中心に輪蔵形式の経庫が据えられ、奥に仏像や十三権者の像が鎮座。周りの壁には34札所の「観音霊験記」が展示されている。
また、経蔵の中には「観音霊験記」の扁額も掲げられている。
こちらの縁起によると、「慈眼寺」門前の大宮町に住んでいた高野氏の娘が江戸のほうへ嫁いだという。この娘が明暦3年(1657)に起きた大火事、いわゆる明暦の大火に巻き込まれてしまう。
明暦の大火は本郷で出火すると、湯島から神田あたりで留まらず八丁堀や霊厳島、石川島あたりまで火が及んだ。
いったんは小康状態になったものの、小石川の「傳通院」あたりで再び出火し、小石川から飯田橋一帯だけでなく江戸城も火災に巻き込まれることに。これで鎮火したと思いきや、今度は麹町で出火。江戸城周辺の大名屋敷や武家屋敷を焼き、二手に分かれた火は芝や鉄砲洲まで焼いたという。
焼失した町は約800町、犠牲者は10万人以上といわれる、まさに江戸の町を炎で包んだ明暦の大火だったが、高野氏の娘は聖観世音菩薩の霊験によって難を逃れたということだ。
(お出かけ日:2024年6月16日/追記分2026年5月6日)
※各情報は2024年10月時点、追記部分は2026年6月時点のものです。
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